お墓や遺骨の引越しの際に必要になる、改葬許可申請の手続きについて、実例を交えて、分かりやすくお伝えいたします。
改葬の事例 ~ ストーリー ~
今回は、この実例をもとに、改葬の手続きについて、お伝えをいたします。
●父(健太 さん): 20年前に死去。現在、故郷の墓地に納骨。
●息子(守 さん): 近くの都立霊園にお墓を建てる。そこへお父さんの遺骨を引越す。
改葬手続き(改葬許可)の流れ
1) 引越し先のお墓を建てる(東京都立○○霊園にて/息子の 墓石 守 さん)
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2) 改葬(遺骨を引越し)の希望を、故郷の墓地の管理者に相談
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3) 故郷の墓地がある市役所で、改葬許可申請書を受け取る
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4) 必要事項(現墓地の情報や、引越し先の墓地の情報、引越しする遺骨/お父様の情報など)を、記入する
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5) 故郷の墓地の管理者に、埋葬(納骨)証明を、記入・捺印してもらう
6) 故郷の墓地がある市役所に、改葬許可申請書と必要書類を提出。許可をもらう(改葬許可証の完成)
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7) 納骨(当日含む)までに、改葬許可書(6で完成した書類)を、引越し先(東京都立○○霊園の管理事務所)に提出
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8) 東京都立○○霊園にて、お父さん(墓石 健太さん)の納骨。無事、改葬終了です
※上記が、改葬手続きの流れの例です。また、改葬許可は、申請する自治体によって、書式が異なります。具体的には、下記をご覧ください(2017年2月現在分)
各市役所(自治体)の改葬許可申請書 の記入例
仙台市の墓地から (→東京都)
大阪市の墓地から (→東京都)
ご覧いただいてお分かりのように、各市役所(旧墓石のある自治体)によって、それぞれに改葬許可申請書の書式が異なります し、また、必要な添付書類等も異なって います。
そのなかで、いずれにも共通する必要情報としては、
・申請者の情報
・旧お墓(引越し元の墓地)の情報
・新お墓(引越し先の墓地)の情報
・引越す遺骨の情報(遺骨=死亡者の名前、性別、死亡年月日、本籍など)
・旧お墓(引越し元の墓地)の管理者の証明
などは、いずれの市役所・自治体でも必要になっています。また、引越し先の墓地の管理者から。「受入れ証明書」を発行してもらうことを必要とする場合や、同じく引越し先の管理者に、受入れ承認の印鑑をもらう必要がある自治体など、それぞれに必要なものに、違いがあるのが特徴です。
お墓の改葬実例(改葬許可の申請)のまとめ・ポイント
いかがでしょうか?日常では使わない専門用語も含まれており、少し難しく感じる部分もお有りかも知れません。しかし、いずれの市役所・自治体も、改葬許可申請の手続きについて、親切に応対をしているケースが多いため、あまり心配をせずに、まずは、お墓の引越し元(旧墓地)がある、市区町村役所に、「改葬について、教えてください」 と、お電話や訪問でお問合せされるのが良いでしょう。
また、新たなお墓を依頼する石材店や納骨堂などの施設では、改葬の手続きをお手伝いしてくれたり、アドバイスしてくれるケースも多くあります。遠慮されずに、今後も永くお付き合いをする関係ですので、まずは一度、ご相談をしてみてはいかがでしょうか?
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