自立したい気持ちを行動に
都営八王子霊園で、父方の祖父母、伯父伯母のお墓参り

・お墓参りの時期 : 春のお彼岸
・誰と:一人で
・18歳/女性

230josei

今から振りかえれば後にも先にも一人で彼岸のお墓参りに行ったのはこの時が最初であった。当時の私は高校卒業後これからの進路を先祖のお墓に報告に行ったのだ。一年間浪人することになって少なからず落ち込んでいたし気持ちの整理と気分転換もかねて東京郊外の八王子霊園に一人で行ったのだ。

その当時は霊園までのバス運行があったが、現在は実家の母によるとバス路線が廃止されて車の無い家族はタクシーでしか行けないそうだ。当時も3月彼岸は暦の上では春とはいえ天気は曇りで今にも雪が降りそうで気温も低く寒かったと記憶している。

又霊園は山の中に有るのでカラスが沢山いて気味が悪く感じた。しかし駅前でお供えになるものを購入したりお墓の管理をしている事務所を一人で尋ねてりして大人になったような、これらは精神的にも自立したいということを行動にした一歩だった気がする。

今は国際結婚して海外在住の身だが次回家族を連れて里帰りをする時には是非、父方の祖父母や親族の眠る都営八王子霊園にお墓参りに行き、日本の文化紹介と共に私のルーツを紹介したいと考えている。

 

あの時を思い出しました
三重県で、父、祖父母のお墓参り

・お墓参りの時期 : 先日の春彼岸
・誰と:妻
・63歳/男性

670dansei

先日の彼岸の中日、妻と二人でお参りに行きました。二人の子供たちがいる時は一緒にお参りしたものですが、それぞれ身を固めた今では、妻と2人でお参りする形になりました。

4年前に亡くなった父、25年前に亡くなった祖母が眠っています。山の南斜面を利用した階段状の墓地です。樹齢200~300年はあると思えるヤマザクラの大木が数本、淡く白い花を咲かせていました。満開まではまだ日がかかりそうでした。

お線香を立てお祈りをしました。家族全員が元気でいられるよう見守って下さいと祈りました。20年くらい前までは墓石の形をした石の簡単な墓地でした。小さな石を立てた墓が5つくらい並んでいました。

しかし周囲の墓地が石屋さんが作った立派なものに変わりつつありましたので、父も周囲の墓地と同じような墓を建て、お墓を一つにまとめました。その墓石に杓子で何度も水をかけました。

父が臨終の間際に水、水と言っていたのを思い出しました。あの時医者には水を上げないでくださいと言われていたが、助からない命ならあの時水を上げても良かったのではないかと、そんなことを思い出しました。

gorin2みんなのお墓参り体験談一覧はこちら >>