お花をささげ、皆でお参り
埼玉県で、義母のお墓参り
・お墓参りの時期 :春のお彼岸
・誰と:義姉たちや義父と4人で
・56歳/女性
この春の彼岸の初日、主人の実家の義姉からお墓参りにいっしょに行きましょう、と誘いの電話があって出かけました。もう一人、主人の姉も都内から来ていて、義姉たち二人と義父とで近くの曹洞宗の寺院にある墓地へお参りに行きました。
今までの寒さが嘘のようにポカポカと風のない暖かい日になって、お墓で眠っている義母が喜んでいるように思えました。手入れが行き届いて、ちょうど梅の花が満開のお寺さんの脇にある墓地に、義母をはじめ主人の先祖代々の方たちが眠っています。
義母は、私たち嫁に大変優しくて、孫を可愛がってくれる良いおばあちゃんでした。辛抱強くて、愚痴や悪口を聞いたことがありません。信心深い人で6地蔵の赤い帽子やよだれかけを作っては、奉納し、子供や孫たちの幸せと健康を祈ってくれる人でした。
ですので、墓前でお線香をささげて頭を垂れると、いろいろ懐かしさがこみ上げてきます。きっと今もどこかで、家族の幸せを見守ってくれているに違いないと思えます。
お花をささげ、皆でお参りし、気持ちが安らぎました。またお盆や秋のお彼岸には訪れたいと願っています。
自分自身を見つめ直す時間
東京都で、祖父のお墓参り
・お墓参りの時期 : 春のお彼岸
・誰と:祖母と母と3人で
・26歳/男性
今年の春も、お彼岸に祖父のお墓参りに行きました。お参りに行って毎回考えさせられることは、祖父との思い出ではなく、今の自分自身の現状に対してです。確かに、お墓参りに行っているのだから祖父との思い出がよみがえってきます。
しかし、それ以上に今の自分はこれでいいのか。これからの自分はこれでいいのかと考えさせられます。私個人が思うことは、お参りを通じて今の自分自身を見つめなおすこと時間なのではないかと思います。
墓石の前で手を合わし、考えることは先祖との思い出ではありません。多くの人が「私は元気でやっています」や「最近こんなことがありました」などのような、現在の状況を報告しているのではないでしょうか。
ということは、先祖に対して話しかけているという側面と同様に、自分自身に対して話しかけているようにも思えます。だからこそ、お寺や神社にお参りすることで「心が洗われた」と言う人がいますが、それは今の自分を見つめなおしたからだと思います。
お墓参りは先祖を想い、自分自身を見つめ直す時間にしてほしいです。