お彼岸は家族みんなが揃う日 / お花を手向けに行っています

まだ大阪から、橋ができていなかったころです。お彼岸に父の仕事の都合がついたので、財田のお墓に、お参りに行きました。フェリーに乗って、まだ風が冷たかったです。スプリングコートをぎゅっと握りしめて、亡き祖父に可愛がってもらったことを思い出しながら、海のうずを見つめていました。

高松について、JRで、財田まで、1時間。財田の駅から、田舎なので、タクシーが無く、墓地まで、30分歩いていきました。行くまでにまずお寺に寄って、お寺のお坊さんと一緒に、行きました。

遠方から行くので前から連絡してあったので、お墓は、お坊さんが、綺麗に掃除してくれていました。やかんで、お水を墓石にかけて、お花と線香をあげて、お供え物、おじいちゃんの好きだった、お饅頭、果物をお坊さんに頼んで用意してもらい、お供えしました。

私は、おばあちゃんの顔は知りません。おじいちゃんに、よくしてもらったことしか記憶に無く、ふさいだ傷が、また、開くように、胸が痛くなりました。遠いので、毎回は、これないないので、もったいないですが、そのお墓を大阪に移し今では欠かさずお花を手向けに行っています。

いつも春のお彼岸になると、家族みんなでお墓参りに行きます。私と姉は、結婚して家を出て行ってしまっているので、お彼岸では家族みんなが揃う日なので両親も楽しみにしています。

今回のお彼岸は、私の息子も産まれて初めてお墓参りにいるので、母や父もわくわくしながらのお墓参りでした。しばらくお墓参りをしていなかったので、お花は枯れてしまいましたし、お墓も少し汚れていました。

春のお彼岸ではお墓もきれいに磨いたりします。お墓専用の掃除セットが売られているので、それでお墓を掃除しました。とてもきれいになりました。お墓の周りをほうきで掃いたり、みんなで買ってきたお花を添えたり、祖父が好きだったお酒をお供えしたりしました。

お墓もきれいになって、きっとお墓の中にいる祖母や祖父も喜んでいることだと思います。私の息子もお墓参りをすることが出来て、私も嬉しく思います。また時間があるときにはお彼岸に限らず、お墓参りが出来たらいいねとみんなで話ながら帰りました。