田舎ならではの言い伝え
福島県で、父のお墓参り

・お墓参りの時期 :秋のお彼岸
・誰と:子供と2人で
・45歳/女性

450josei

去年の秋のお彼岸に9歳の娘と私の父のお墓参りに行きました。田舎の山の上の方にあるお墓なので、お墓まで行くのが大変です。

車から降りて、お墓まで、500メートル位歩くのですが、とても急な坂道を登って行かなければなりません。お年寄りの人達も杖をつきながら登って行きます。お墓に着く頃には、息切れして苦しいくらいです。

こちらの地方では、お墓にお供えしたおはぎやお菓子をお参りした後 食べると 病気にならないと言われています。昔よく食べさせられました。今でも お参りのあと後にお供えしたおはぎやお菓子をその場で、食べてきます。

お墓には、御塔婆というものが、立ててあるのですが、お参りに行くとその御塔婆を揺らしながら 御先祖様にお参りに来た事を知らせます。お墓参りの時転ぶと中々治らないとも教わりましたが、どうしてそう言われているのかは、分かりません。

田舎ならではの言い伝えも色々ありますが、子供達にも引き継いで、行きたいと思います。

 

祖母に会いに来ているような感覚
北海道で、祖母のお墓参り

・お墓参りの時期 :秋のお彼岸
・誰と:母
・33歳/女性

230josei

秋のお彼岸は毎年、母と二人で祖母に会いに行きます。冬入りする前にゆっくりとお墓参りをするのが目的で母とは恒例行事となっています。大きな霊園なので、土日祝日を避けて平日にお参りするのが私達の中での暗黙の了解となっています。平日の霊園は人も少なく静かで、おだやかな気持ちにさせてくれます。

お墓を綺麗に掃除し供物や花を供えた後は、母と二人で祖母の墓石に向かって話しかけて近況報告をしています。祖母の眠る霊園は秋彼岸の頃になると紅葉が綺麗で、祖母にお供え物を楽しんでもらっている間に自分達は少しだけ紅葉を楽しませてもらっています。

祖母は心配症という位いつも母をはじめとする自分の子供や孫の事を考えてくれる人だったので、私が祖母のお参りへ母を連れて行くのは、自分なりの二人に対する恩返しの意味も含んでいます。

祖母が亡くなって25年ほど経ちますが、こうやってお墓参りをする事で小さい頃のように祖母に会いに来ているような感覚になり、また次にお参りに来る時まで頑張ろうと思わせてくれます。雪が解けて春のお彼岸が近いので、また祖母に会いに行こうと思います。

gorin2みんなのお墓参り体験談一覧はこちら >>