眠っている家族に申し訳ない気持ちがいっぱい
宮崎県で、父、祖父母、兄のお墓参り

・お墓参りの時期 :5年前のお彼岸
・誰と:母と姉2人の4人で
・39歳/女性

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5年前に父、祖父母らが眠っているお墓に、母と姉2人と一緒にお参りに行きました。私達は現在大阪に住んでおり、他の家族と日程を合わせることが出来ず、なかなかお参りにも行くことができませんでした。

お墓に眠っている家族の中で、1番最後に亡くなったのは祖母です。その祖母の三回忌という事もあって、なんとか日にちを調整して家族全員で行く事ができました。久しぶりに帰ってきた田舎は私が住んでいた時に比べ建物も増え、かなり変わっていました。

ですが、霊園は前と変わらず迷わずに行く事ができました。ここ何年もお参りに来ていなかったのであちこち雑草が生えており墓石も薄汚れていました。なんだかそれを見ていると、眠っている家族に申し訳ない気持ちがいっぱいで涙が出てきそうになりました。

姉達も同じ気持ちのようで皆黙々と墓石を綺麗にしていました。綺麗にした後、お墓に向かって手を合わせながら「なかなか来る事ができなくてごめんなさい」と、心の中で謝りました。

父や祖母達と過ごした事を色々と思い出しながら、また絶対くるからねと心に誓いました。それからは毎年春のお彼岸にはお参りに行くようにしています。

 

実家の墓地は畑のど真ん中
福岡県で、母、父、祖父、祖母のお墓参り

・お墓参りの時期 :5年前の春のお彼岸
・誰と:母(今は亡くなっています)
・49歳/女性

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実家の墓地は畑のど真ん中にあります。以前は近くの森の中にあったのですが町の区画整理のせいで移転させられました。不便な場所なのでなかなか行かれなくて、五年前に母と行ったときはひさしぶりのお参りでした。

バスと電車とタクシーを使ってやっとついて母と雑草を抜き、お線香やお水をあげ、お参りして、亡き父に「きたよ~」と声をかけて帰ってきました。母も私もひさしぶりのお墓参りに肩の荷が下りた気分でした。

しかし翌年のお墓参りでお隣の墓石をのぞいてみると、裏側に祖父たちのの名前が刻んであります。なんと自分ちのお墓をまちがえていたのです。その墓地には実家と同じ名字のお墓が何基かあります。とくにうちのお墓と隣同士のそのまちがえたお墓は大きさも形も似ていたのですが、まさかまちがえるとは!

亡き父に「きたよ~」と話しかけたのは一体なんだったんでしょうか(笑)隣で「お~い、俺はここにおるぞー!そっちはちがうぞー!」と叫んでいたことでしょう。

お墓をまちがえてお参りしていたことが分かり、母と大笑いしましたが、お隣も同じ名字、きっと遠い親戚だから、お参りさせてもらえてよかったね、ってことにして、その年のお墓参りは無事にすみました。

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