手を合わせ、立ち上がる線香の煙を集めて
大阪府で、祖母とその姉のお墓参り
・お墓参りの時期:昨年の春のお彼岸
・誰と:主人と息子で
・33歳/女性
ちょうど私が妊娠中で、夏に出産の予定だったこともあり、妊娠の報告と、無事安定期を迎えたことの感謝、そして安産願って、大好きだった祖母の眠る一心寺へとお参りに行きました。
少し肌寒い日でしたが、境内はたくさんの人があふれていました。妊娠中の上、まだ二歳になったばかりの息子も一緒だったので、人にぶつからないように歩くのが大変だったことをよく覚えています。
息子はおぼつかないながらも、一生懸命手を合わせ、立ち上がる線香の煙を集めては、私のお腹に振りかける真似をしてくれていました。大切な新しい家族を祖母と一緒に守ってくれているようで本当に嬉しく、また、まだ二歳なのに立派なお兄ちゃんだなあと頼もしく感じられました。
そして、そういえば、この子がお腹の中にいた時も、同じように、祖母に報告に来たのだったと思いだし、ここまで大きく育つことができたのも、きっと祖母が私たち家族のことをいつも空から見守ってくれているおかげなのだろうと、言い知れぬ感謝の気持ちが込み上げてきました。
墓参りに来て貰って喜んでいるのかな
奈良県で、父方祖父母・伯父・先祖代々のお墓参り
・お墓参りの時期:昨年の秋のお彼岸
・誰と:母親と2人で
・32歳/女性
昨年の秋のお彼岸に父方の祖父母・伯父が眠るお墓へ行った際の話になります。この時は、母と一緒に参りに行き、いつものように、墓花用の花を持参したものと墓地に近い花屋で購入したのを組み合わせて、対にして普段から飾っています。どうしても、お彼岸時期になると、お花の値段も高くなるので、普段からお供えする花の工夫を凝らしています。
また、墓地がある場所へは車でも1時間近くかかる所にあるので、ここ数年は、ドライブがてらの用に年に5~6回通いました。父の兄弟で持ち回りで墓参していますが、全く参らない伯父と実質お墓を継ぐ事になる伯父のところは頻繁には参っていないが現状です。
掃除・雑草抜き等をしてる中、小降りの雨が降り出したのですが、10分もしたら雨が止んだので、墓参りに来て貰って喜んでいるのかなと思いつつ、帰り際、空を見上げると、虹が架かっていました。ただの虹ではなく、二重の虹がはっきりと見えたのです。
20年以上お墓参りをしていますが、初めての出来事で暫くの間、二重の虹を眺めて帰りました。少し日にちが経って、この二重の虹の意味を考えてみたのですが、良い意味も悪い意味でも、親類と数年~十数年ぶりに顔を合わせたという意味で『再会』と思う事にしています。