お墓でもお花見をするのです。
東京都で、祖父のお墓参り

・お墓参りの時期:1年前の春
・誰と:一人で
・24歳/女性

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祖父のお墓は東京都の豊島区の巣鴨にあります。あのあたりはお婆ちゃんの原宿といわれており、高齢のかたが多いのですのですが、春になるとそれ以外のかたも訪れます。巣鴨のあたりは、ソメイヨシノが多く、桜がきれいなのです。ですから、花見のためにきている方も多くいます。

私の祖父のお墓の周りにも桜が咲いています。地方のかたは驚かれるかもしれませんが、東京では、お墓でもお花見をするのです。お墓と関係のないかたも、お墓の敷地に入りこんで、飲み食いしながら桜をみるのです。私の祖父は、にぎやかなのが好きな人でしたから、そういうのも好きなんじゃないかと思います。

お墓参りといっても、私は生まれも育ちも東京です。・お墓が家の近くにあるのですね。ですから、散歩がてらに、よくお墓参りにいくことがあります。その日は一人で、祖父のお墓参りにいきました。周りのかたが飲み食いしていたので、私がやっても許されるだろうと、祖父のお墓の前でお酒を飲みながら桜を見ました。

 

ご先祖様やおじいちゃんは喜んでいることでしょう。
青森県で、義祖父のお墓参り

・お墓参りの時期:春彼岸
・誰と:義母、息子
・27歳/女性

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我が家は、お墓参りの前日に、大体の準備をしてしまいます。お墓にあげるお供え物の、お菓子やお花。お墓に水をあげるための桶や、お仏壇用品など…。お供え物のお菓子はだいたいいつも決まっていて、息子が産まれてからは息子が食べそうなお菓子などを買ってしまいます。

お花は季節のお花を買っていきます。庭に生えたお花をそのまま切って持っていく時もあります。お墓に行くのを息子は何故か喜びます。きっと、大好きだったおじいちゃんが眠っているのが分かっているようです。

お墓に着くと、やはりカラスが気になる所ですが、お墓に居るカラスは人懐っこいです。お供え物をカラスの傍に置いて、「ほれ、食べなさい。」と言うと、隙を見てお供え物を食べます。お墓にお供え物と花を並べると、何も無かったお墓が一変して華やかになります。

なぜか年の順に鐘を叩き、拝みます。息子は五歳になり、もうお墓での作法は手馴れたもので、線香を立て、お墓に水をあげ、鐘を三回叩き拝みます。拝んだ後は、嬉しそうにお供え物のお菓子を食べます。こういった様子を見て、ご先祖様やおじいちゃんは喜んでいることでしょう。

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