祖父や先祖から叱られている気分に
山形県で、祖父のお墓参り

・お墓参りの時期:5年前
・誰と:一人で
・22歳/男性

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就職してからなかなか地元に帰ることが少なく、ちょうど帰れた頃が秋の彼岸だったので一人でお墓参りにでかけました。お寺は自宅から15分ほどで行けるところにあるので、散歩がてらに久しぶりに歩くのもいいなと歩いていくことにしました。

帰るまでは天気があまり良くなかったようですが、その日はちょうど良く晴れて散歩日和のいい天気でした。小さな町のお寺ですが、お墓の並んでいるところは高台になっていてとても眺めの良いところです。

しかし結構お寺に着いてから階段が多く、自分の家のお墓に着くまでが結構大変です。その日はまだ午前も早い時間だったのであまり他にお墓参りの方も少なく、静かななかを歩けました。

小さな時は楽々あがっていった階段も結構な運動で、こんなきつかっただろうかと思ったのが、なんだか祖父や先祖から叱られている気分になったのを覚えています。開けてるところまで上がって景色を眺めたらとても気持ちよかったですね。お墓参りもゆっくりでき、とても清清しい気分でした。

 

無口な祖父。世話好きな祖母。
静岡県で、祖父母のお墓参り

・お墓参りの時期 :春のお彼岸
・ 誰と:母と妹
・28歳/女性

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お墓参りに行く時は大体が晴れの日です。結婚して初めてのお彼岸で実家に帰り母と妹とで行きました。行き慣れた道で観光地に続く道なので、多少の渋滞が有りますがちょっと距離があるので、お菓子を食べたりして遠足気分です。

運転手の私は缶コーヒーが必需品です。お寺なので着くとまず本堂に御参りをします。それからお水をくんでお墓までいきます。さっきまで静かだったお墓周辺は必ず強い風が吹いて来ます。

ちょうど祖父のお葬式の日に強い風が吹いた感じになります。お墓周りをきれいにして、線香をたいて、手を合わせます。タバコを1本必ず供えています。祖父はタバコが好きでした。そこのお寺はお墓に食べ物をお供えしてはいけないので、甘いもの好きだった祖母には水だけになってしまいます。

母の両親なので、行くと母は必ずお墓に話しかけます。話は日常の事、仕事の事、子供たちの事などです。そして最後に必ず「お父さん、お母さん子供たち(私と妹)を守ってね」といい締めくくります。

私は祖父母が大好きでした。無口な祖父。世話好きな祖母。決して楽な暮らしをしていたわけではないですがとても中の良い夫婦でした。いつもお墓参りに行くと、私は葬式の場面が浮かんできます。ちょっぴり切なくなります。

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