お線香と、ぞうきん、おしきみ / お墓参りは、人の心を動かすのですね。

3年前くらいのお彼岸に、お父さんとおばあちゃんと三人でお墓参りに行きました。そのときお父さんは車をまだ持っていたので、車で行きました。お線香と、ぞうきん、おしきみを全部忘れてしまったので横須賀の方まで遠回りして買いに行きました。

何とか買えたのでお墓へ。毎回お墓参りに行くと、うちの家族のお墓の両隣は雑草がぼうぼう。枯葉がうちの墓に飛んできたり、くもの巣、変な虫が多く居て掃除などがしずらいです。なので毎回苦労します。

まずはその両隣の墓の周りを箒で綺麗にしてから、うちの墓を掃除します。うちはあまり金銭的に余裕がなく、墓石を立てれずに居たのですが、自分のバイト代も少しだして、いつもお世話になってるおばあちゃんのためにと墓石を買いました。なので、お墓参りの日はいつも楽しんでくれてとても嬉しいです。また3人で一緒にお墓参り行ければ良いと思いました。

春のお彼岸にお墓参りをするということで、主人の実家に行きました。主人の母は、現在一人で暮らしています。最近手首に痛みを感じるようになり、そのせいで手を自由に使えず以前は、まめにしていた料理も出来なくなっています。

お彼岸だということで、お墓参りも兼ねて、義母の様子を見に行きました。思ったより元気でしたが、手首の包帯がとても痛々しい様子。お墓は家から歩いて５分はかかるので、今回はさすがに行かないのだろうなぁと思ったのですが、声をかけてみると「行こうかなぁ」と返事が返ってきました。やはり大勢が集まってのお墓参りは、人の心を動かすのですね。

足のためにもなるべく歩いたほうがいいので、一緒に行くことにしました。トボトボとかなり時間をかけて歩き、街中にある墓地に到着しました。お墓に水をかけ、お花も新しいのを活けて、線香も立てみんなで手を合わせてきました。いつもご先祖様にはお願いごとばかりして悪いなぁって思っている私ですが、今回もまた子供のことや自分の願いを聞いてもらってきました。

ふと、遠くにある自分の父親のお墓を思い出していました。もっと近くだったら、お彼岸には必ず行ってきれいにして、お参りしてくるのになぁと。遠いので、頻繁に行けない父親のお墓のことがとても気になりました。