お墓参りとセットでご先祖様に挨拶 / 家族皆でのなごやかで楽しいひと時

私は毎年お盆とお正月に故郷である新潟へと車で帰省しているのですが、7年前の春は法事が重なったこともありお彼岸に先祖のお墓へと行くことができました。新潟へと帰った時は本家にお世話になっていて当然仏壇もあるのでお墓参りとセットでご先祖様に挨拶をしています。

その法事には妻も一緒に連れて行く予定だったのですがお腹に赤ちゃんがいて予定日二週間前だったのでその時は断念し、私一人での帰省となりました。法事からお彼岸まで終了しあともう一泊ゆっくり出来るはずだったのでしたが、夕方妻から陣痛が来たからすぐに帰ってきて欲しいとの電話があり急いで支度を整え新幹線で東京へ向かいました。

初産だったこともあり無事に出産に立ち会うことが出来たのは良かったのですが、車を取りにその週末に再び新潟へと帰りとても忙しい一週間となってしまいました。それからも里帰りをして本家のお墓参りに行く度にその時の話で親戚の方々と盛り上がります。

我が家では毎年２回のお彼岸に、お墓参りへ行くことが恒例になっています。４～５年くらい前から、妹の娘も一緒に行くようになったのですが、この時はもうすぐ４歳という年頃でした。

車で向かい、お供えとお花を買ってお墓に着き、さあでは皆で手分けして掃除をしよう！と、「私は水汲んでくる」「俺は植木を切る」などそれぞれがやる事を口にしていた時です。最後に姪っ子が「○○（名前）は見てる」と、本当にタイミング良く言ったのでした。

言った内容も言い方も可愛らしく、もう皆で爆笑＆メロメロでした。本人はどうして皆がそうした反応なのか、全くわかっていない様子でしたが…４年経った今でも語り草になっています。本当に、ああいうタイミングで話される幼な子の発言って可愛いものだなあと、しみじみ思います。

お掃除中はうちのお墓からあまり離れず、わがままも言わずに大人しく待っていました。動き回る年頃だからと来る前は心配していましたが、とてもおりこうさんでした。石の花活け用を洗ったりなどの細かく簡単な仕事を母親と一緒に手伝いもして、本人もすごく満足気でした。

祖母が体調を崩す前の、家族皆でのなごやかで楽しいひと時でした。